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悩みに打ちひしがれている人の祈り
1主よ。私の祈りを聞き、
私の訴えに耳を傾けてください。
2この悩みの時にこそ、私を放っておかず、
すみやかに答えてください。
3-4私の日々は、煙のように消えていくからです。
私は肉体ばかりか心も病み、
草のように踏みにじられ、しおれてしまいました。
食欲もなく、何を食べても味けないのです。
5絶望して嘆き、うめき続けたこの身は、
骨と皮だけになりました。
6まるで、はるか遠い荒野に住むはげたかや、
仲間からはずれて荒野をさまようふくろうのようです。
7屋根にとまった一羽の雀のように孤独をかみしめ、
一睡もできずに身を横たえているのです。

8敵は、くる日もくる日も私をののしり、のろいます。
9-10神の激しい御怒りにふれて、
私はパンの代わりに灰を食べ、
涙まじりの飲み物を飲むのです。
私は神から放り出されました。
11私の一生は、夕方の影のように素早く過ぎ去り、
草のようにしおれます。
12それに引き替え、永遠の王である主のご名声は、
いつまでも語り継がれます。

13私は、あなたがエルサレムを
あわれんでくださることを知っています。
今こそ、その時です。
14あなたの国は、城壁の一つ一つの石にも愛着を覚え、
通りの土さえ大切に思っているのです。
15諸国の民や支配者たちは、
主の前で震え上がりますように。
16主が栄光の姿で現れ、
必ずエルサレムを再建してくださるからです。
17神は、苦闘している人の祈りを聞かれます。
主には、忙しくて彼らの願いが耳に入らない
などということはありません。
18このことを記録にとどめるのは、
子孫たちにも神のなさったことをたたえさせ、
次の時代の者に主を賛美させるためです。
19さあ、こう伝えなさい。
主は天から見下ろし、
20奴隷として死ぬ運命にある民のうめきを聞いて、
解放してくださったと。
21-22すると人々はエルサレムの神殿になだれ込み、
主を賛美し、その歌声は都中に広がるでしょう。
世界の国々の王も、
主を拝もうと詰めかけて来ることでしょう。

23主は、寿命を短くして、
人生半ばで私を倒れさせました。
24そこで、こう申し上げました。
「ああ、永遠に生きておられる神よ、
どうか私を、人生半ばで死なせないでください。
25はるか昔、あなたは地の基礎をすえ、
天をお造りになりました。
26それらはやがて消え去りますが、
あなたは永遠に生き続けられます。
着古した着物のようにすり切れたものは、
新しいものと取り替えられますが、
27あなたご自身は永遠に不変です。
28そして私たちの家系も、あなたの守りのもとに
世代から世代へ継承されていくのです。」